いまもすき。〜たった一週間の恋だったのに…〜
〜第一章〜准のころ
「私は必要な人間なの?生まれてくるのは間違いだったんだ。」


准は一人もがいていた。積み重なるトラブルから、学校に行かなくなり最近は家にいる。家にいるからといって遊んでるわけもなく、勉強してるわけでもない。おばあちゃんと毎日もめるし、父・母・姉の帰りは夜遅く。家事は全部准の仕事だ。近所からは不登校だと白い目で見られる日々。     
色んな事に嫌気がさしていた准は、家族じゃない誰かと話してみたくなった。「なにをすればいいか解らない。私の未来はあるの?いっそのことこの世から消えたい。」准は一つの望みをたくして学生相談のサイトに書き込んだ。
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