いまもすき。〜たった一週間の恋だったのに…〜

「今日も軽蔑された。あたしはそんなにウザいの?」
准はいつもの様に「シニタイ」と書き込む。本当にしにたい訳ではない。どんな反応をするかみたいだけ。 




数分後、掲示板をチェックしてみる。また、同じ事を書き込……あれ?何度もボタンを押す……やっぱムリだ。変に思った准は掲示板をみた。 




「准をアクセス禁止にしました」
「相談者は解答者に甘えている。解答者をバカにするのもいい加減我慢の限界だ」
「アク禁妥当」

はっ?冗談でしょ?バカにする?いつバカにしたんだよ。そりゃシニタイばっか書き込んでたけど、あなた達がかまってくれなかったからで…気を引こうとしただけなのに………………あたしはこの先どうやって生きればいいの?本当に死ねって事?                  
大げさかもしれないが、このサイトで毎日話す事を准は生きがいにしていた。気を引きたいがためにとった行動が裏目にでてしまったのだ。
                                
准は傷ついた。 泣いた。    泣きじゃくった。准の光だったのに。






「もぅ人なんて      信じない。       もぅどうにでもなれ。」                            やけくそになった准は悪い世界に、踏み入れた。

                                                               





ここで最愛の人と出会うなんて 
准は 
まだ… 



知らない。
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