いまもすき。〜たった一週間の恋だったのに…〜
〜第二章〜チャット

未だ暗闇の中

エロチャット 











それは露骨に性が飛び交う所。 
朝でも昼でも夜でも。こんなのをもし子供がみたら大変な事。まぁ、もう遅いけどね。 



准はチャットを閲覧しながら「きも。」と呟き、入室ボタンを押す。 
「こん初めましてさんごでぇすよろ」この時、14歳の准から23歳の珊瑚へと変わった。年齢を23歳にした理由。 
「23にした方が男をたぶらかせると思ったから。」

彼女はそう私に言った。確実にちやほやされる所で小悪魔を演じ、男をその気にさせる。もちろんその先はなし。仮にそういう事になっても、本当に感じてるわけねぇじゃんと准は笑う。人は信用していたものをなくすと、おかしくなるらしい。優しくしたり、ちょっと怒ってたり……准の言動には一切気持ちは入らない。 



「珊瑚は何処住み」
男が書き込む。 
「どこだと思う?当ててみてぇ」 

「関東かなぁ」 

ふっ関西人やわ。とバカにしながら「あったり東京住みだょン⌒」准。 

「えッ俺もぉ一緒だ」
「こんな時間まで起きてて大丈夫明日お仕事わぁ?」 
「大丈夫だよ珊瑚居るの寝れない」
「珊瑚もぉ〇〇居るのに寝たくなぁい」 

の数だけ男は好きになると聞いた事があるが、この時の准は本当にそうだった。 






が、だからといって付き合わなかった。バーチャルな世界に本気になった方が負け。と、准は決めていた。 
信じてたまるかと。 


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