空想メール

‥時間‥

《久しぶり…いや…

初めてだなっ(^-^)

ゆっくりゆっくりと

好きな人を

もっと

好きになるために

時間かけたのは…

あなたは?


別の…》


送信





それからの

あたしとハルキは

時々 電話したり
時々 会ったり



友達として…



元カノのことや

マユとの関係も




聞かなかった…




それよりも 大切なことが



あるはず…





とうとう今日は
クリスマス・イヴ

あたしは一人ぼっち

いつものように仕事を終え
幸せそうなカップルたちを見て見ぬふりをしながら

自転車を走らせた


家に着くと
真っ暗な部屋の中

ピカピカと光るランプ

留守電にメッセージが入ってる


(ハルキ!?)


すぐに再生ボタンを押した



〔ピー…



メリークリスマース♪♪♪シオリ〜♪

誰かさんと今宵は一緒かなぁ〜?

それとも ひ・と・りぃ?

暇だったらウチにおいでぇ♪
あたし 友達とパーティーしてるから♪

じゃあね〜♪

プー プー プー〕



「なんだ アツミか…」


少し期待してた あたし…



プルルル-


電話だ…受話器をとった
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