空想メール

‥警告‥

《あたしってホント単純だよねぇ( ̄▽ ̄;)

ねぇ もしかして…

あなたは あの時 

私が惹かれていってることに

気がついてた?

まさか…》


送信





「さぁ 歌うよ〜♪♪

トップバッター 安室奈美恵いきま〜す♪

あっ!
飲み物注文しといてぇ!
あたし 生ビール♪♪」


ノリノリのマユはまだ飲んでないのに もう酔っ払ってるテンション


「あっ 俺 注文しますよ!シオリさん何にします?」


「じゃ あたしカシスオレンジで

ごめんね カズノリ君
気を使わせちゃって」



「全然気にしないでください!

ハルキさんはいつものでいいですよね?」




『あぁ』




(いつもの? 何だろう

あっ! わかった

きっと自分はお酒飲んで

カズノリ君にジュースで我慢させて

運転させるんだ!)



マユが熱唱している中

あたしは ハルキに気づかれないよう 

食べ物でも頼むかのようなフリをして

メニューをみているガズノリ君に近づいて聞いてみた


「ねぇねぇ…カズノリ君

もしかして 

カズノリ君が帰りは運転するんじゃなぁい?


…ハルキがお酒飲んで」
< 5 / 37 >

この作品をシェア

pagetop