告白[短編集]
「さっきの話おかしいよ。
私ふってないよ。
告白したの私だよ。」


恥ずかしくて、顔があげられない。


私は立川くんの胸の中でしゃべり続ける。


「だって立川くん、友達っていったじゃない。
告白した答えなんでしょう?」


「付き合うのは無理だけど、友達ならいいって話でしょう。」


自分で言っていて、悲しくなってきた。


なんでふられた確認してるの。


それもふられた相手に。


「私、無理なんだもん。
友達なんて。
だって好きなんだよ。」


「ごめん。」


頭の上から声がする。


「俺あきれられたと思ったんだ。
その、いろいろ言ったから。
触りたいとか胸の事とか。

嫌だったろ?
だから、告白したの後悔してるのかと。
でもあきれられても、もう会えないのが嫌で、友達でもいいから会いたくて。
だから友達って言ったんだ。
ごめんな。」


えっ。


と言うことは?


もしかして。
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