*PRECIOUS DAYS*
「おーい、D組女子!!
皆全員集まってるかー?」

その声を聞いて、はっとした。

私には、信じられなかった。

「嘘……
もう転勤しちゃったんかな……って思ってたのに。
まだいてくれてたんやぁ……」

私は、入試の日を思い出した。
何だかもう懐かしい、という気でさえしてきた。

「D組の皆!初めまして。これから、1年間ここのクラスの保健体育を担当させてもらいます。」

低いけれど、よく通るその声で先生は話を続けた。

「さぁ!!ここで質問!!
俺の名前はなんていうでしょう?
まずは、ノーヒントで答えてみろ!!」

皆が顔を見合わせて笑い出した。
私も、何とか答えたいと思ったが、先生の目にはきっと私の姿は映っていない。
そのとき、ある女子が手を挙げた。
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