『伝言歌』
駅に着いて改札を抜けると、ホームはサラリーマンや学生で溢れていた。
ここは小さな駅なので急行列車は停まらず、普通列車(※)を利用するしかない。
小さな町だからしょうがないと言えば、それで終わってしまうのだけれど。
電車がゆっくりとホームに入ってくる。
ドアが開いても降りる人はほとんどいなくて、
既に席は埋まっていたので、もちろん座ることなんてできなかった。
静かに電車が動き出す。
ここから最寄りの駅までは一時間弱で着く。
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※又は各駅停車とも言う、って細かいですよねw

