暴走★Boy
…っ、居た!!!……
「はぁはぁ、…っ……ごめん…はぁ、はぁ」
斗和の元に駆け寄り、すぐさまごめんなさいポーズ。
「どんだけ待たせんだよ」
あら、やっぱりちょっと不機嫌な斗和様。
「ごめん、ほんっとにごめん!!!」
頭を下げる私。
「わかったから、やめろよ」
そう言われて、頭を上げる。
「つか、電話くらい出ろよな」
「……へ?」
「心配すんだろ、馬鹿」
携帯を取り出すと、そこには…
『新着3件』
すべて3件とも、斗和からだった。
「…すいません……」
「はぁ。まあいいや」