暴走★Boy
絶対アザになる。
…ドジだなあ、私。
黒板消しを片手に、窓の外を眺めていた。
―――――夜――
リビングで、つまらないテレビをソファーに深く座りながら見ていた。
「どけ」
しっしっと、手をやるのは優太。
どけ。って、姉に向かって言う言葉?
「はいはい」
そういって、端による。
「最初から端にいろよな」
……何がそんなに気に入らないの、この子は。
斗和なみに俺様すぎる。
「優太、お姉ちゃん悲しい」
「は?」
意味わかんねー。って顔してる優太。