暴走★Boy
昔は『お姉ちゃんお姉ちゃん』言って、可愛い笑顔でぎゅーって、抱き着いてきたのに。
どっか行くと、すぐ着いて来たがったりしたのに。
一緒に寝たい。って、くずったりしてたのに。
今は、そんな過去たちが全て嘘のような態度。
まあ、優太が大きくなった証拠なんだろうけど…。
「……………」
難しいよね、この歳の差とか、お互いの年頃って。
でもまったく口利かないってよりは、いいと思う。
単語だけでも喋るもん。お互いちゃんと。
「何…?」
首を傾げる優太。