暴走★Boy 


「あー、うけた」


と、楓くん。



…うけたのは君だけ。


「笑いすぎ」



「いや〜、レアだね」

と言って、また笑い出す楓。




「………」


返す言葉がない私。


「じゃあ、切るわ」


「あ、うん。じゃあね」


そう言った後、切れた電話。




……ほんと一体何なの…。



その日の夜は、複雑な思いでいっぱいだった。







< 98 / 109 >

この作品をシェア

pagetop