from Maki to Kazu.from Kazu to Maki
「ねえ、もし、このトイレの床が赤だったらどうかな。面白い?」「ん~、迷う。好きだけど、エレガントではなくなる。ニューヨーク風?統一するより楽しいかもしれないです」「このドアを開けてリビングに入る。まず、目に入るのは...景色。これを生かさない手はない。だが、私のプライバシーは?寝室に下着も干せないわ。むむー。下着は諦めましょ。だからドアは白の引き戸でいくかな」「下着は脱衣所にでも、ってことですね。偉い。」「何!このキッチンの窮屈
感。これをLDKと呼べる?これはDK、だわよ。じゃあ、この壁を壊して天井まで開いて…」「大胆ですね」「そうよ~。ときには大胆に」 彼女が人間的に好きでした。これから、な彼女が。彼女の言ってくれた言葉「出会えたこと、私は恵まれてます。こんな楽しいのは初めてだし、工事の為にここを訪れるのが楽しみです。好きな空間です」は宝物です。そんな彼女は芸大を出て事務員をしていたのですが、以前から興味のあったリフォームという業界へ入ったばかりでした。よく二人でお茶をしながらプライベートなことを話し合いました。「娘さんのことを彼女って言うのが大好きです」「どうして、人を許すということが出来るのですか?」「それは…人間は誰しも間違いを犯すから。それを知っていたら許せるのも人間と思う。神は人間に忘れるという能力を授けたのだから」今でも連絡を取り合って、彼女は我が家で食事をしたりソファでつい居眠りをしたり、、しています(笑)
< 51 / 337 >

この作品をシェア

pagetop