誓いの言葉・高校編
「浅井さん?瞳です……」


「あら〜瞳ちゃん 明日試合だったわね?

私も主人も応援に行くつもりよ!」


「わぁ 嬉しいです」

………………
……………………
……………………


「あの、折り入って相談があります」

私は浅井さんにこれまでのいきさつを説明した

徹叔父さんから話は聞いていたみたいだったけれど、岡本が札幌に来ていると知りかなり驚いていた

浅井さんも、隆文さんの言葉に感心があるみたいで、この件はこれ以上踏み込まない様に釘を刺された

そして隆文さんの宿泊先を聞き後は浅井さんに任せる事になった

時計を見ると16時

省吾さんが札幌に来るのは19時近くになるらしく
今夜は市内の浅井さんの家に泊まる事になっていた


省吾さんからメールで20時頃浅井さんとホテルに会いに来てくれると連絡が入っていた


私は省吾さんに会えるのを楽しみにしていたし、話したい事が沢山あって落ち着かない気持ちでいっぱいだった

省吾さんに会う前に、明日の準備を整えた

夕飯を終えミーティングの後部屋で愛美と恋ばなをしていると部屋の電話が鳴った

フロントから来客を告げる電話だった

私はやはり子供だった……
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