誓いの言葉・高校編

ﾌﾛﾝﾄからの電話を切り携帯電話だけを持って部屋を出る用意をした


愛美はちょうど自宅からの電話で話をしていたので、軽く手を挙げ出掛けると合図をして部屋を出た


エレベーターに乗り込む時向井コーチがエレベーターから出て来た


｢お前どこ行くんだ？｣


｢知り合いがロビーに来ているので会ってきます｣


｢外出はダメだぞ？明日早いんだし｣


｢大丈夫ですよ！じゃあ行ってきま〜す｣








ロビーに行き喫茶コーナーに向かう




待っていたのは





｢初めまして 佐久間瞳さん 岡本と言います。少し話できるかな｣


私は馬鹿だ
なんでちゃんと相手を確認しなかったんだろ

どうしよう


｢あの…明日試合だし、今から家族が来るので困ります｣


｢時間は取らせないよ………君を随分探したんだよ…もう諦めていたんだけど…｣


｢な 何で私を探していたんですか？｣


｢ん？ 11年前の事とその後の事を聞きたくて｣

！！

岡本はゆっくりと鞄からｶﾒﾗを出した


私は立ち上がり


｢お話する事は何もありません。私や当時の関係者の回りをうろつくのは止めてください｣




｢｢瞳！！｣｣