誓いの言葉・高校編
たった1歳しか違わないのに同級生の男子よりずっと大人で…


あ 私ったら何考えてんの!

「おい 早く乗れよ」


…私があんまりボーッとしているから呆れた顔してため息をする省吾さん


「すいません!」


急いで乗り込むと車は直ぐに発進した


「お前の親って帰宅時間とか煩くねぇの?」


「煩くない訳では無いけれど……バイトしてる事知らないし…」


「はぁ?何で?」


「何と無く……」


だって余り負担かけたく無いし…
省吾さんは


「それって前にお前が話していたお母さんの事と関係あるのか?」


私が返事に困っていると
私の携帯電話が鳴った…
ディスプレイを見ると自宅からの電話だった

……何だろう

私は省吾さんに"ごめんなさい。電話出ても良いかな?"
と、断りを言って通話ボタンを押した


「もしもし?」

「瞳ちゃん?今どこ?」

「今自宅に帰る途中です。あともう少しで着きます」



「今から市立病院に行くからっ……徹が職場で倒れたの…悪いけれど、タクシーで病院に来てくれる?」


私は頭が真っ白になった

「わかった!すぐに行く!」

ただ事ではない雰囲気に省吾さんは私の顔色を伺う
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