誓いの言葉・高校編
「どうした?何かあったのか?」
「お父さんが倒れた…」
「え!」
「……………」
「おい!しっかりしろ!病院にこのまま向かうぞ!どこの病院だ?」
「市立病院」
--------
省吾さんはそれ以上何も言わないで車を走らせた
私はこの時昔の事を思い出していた
もし…お父さんに何かあったら…どうしよう
無言の車内はより悲観的な考えをしてしまう
駐車場に着くと、怖くなって足がすくみ車から降りる事ができない
省吾さんが車を降りて助手席のドアを開けながら
「おい!行くぞ。大丈夫だから…」
そう言って私の手を掴み夜間入口に向かって歩き出す
処置室の前にはお母さんとチビ達が座っていた
お母さんはガックリとしていてチビ達は不安げに大人しく座っている姿を見たら、私がしっかりしないとならない…そう気持ちを立て直した
「省吾さん。ありがとう…私大丈夫だから…遅くなるからもう帰って下さっても…」
「ダメだ…お前無理してる。時間は大丈夫だから…気にするな。今は甘えとけ…」
「え!」
省吾さんが「な?」と一言言って歩き出した
ふと離された手…少し寂しく感じたけれど、後ろ姿がとても頼もしく思えた
「お父さんが倒れた…」
「え!」
「……………」
「おい!しっかりしろ!病院にこのまま向かうぞ!どこの病院だ?」
「市立病院」
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省吾さんはそれ以上何も言わないで車を走らせた
私はこの時昔の事を思い出していた
もし…お父さんに何かあったら…どうしよう
無言の車内はより悲観的な考えをしてしまう
駐車場に着くと、怖くなって足がすくみ車から降りる事ができない
省吾さんが車を降りて助手席のドアを開けながら
「おい!行くぞ。大丈夫だから…」
そう言って私の手を掴み夜間入口に向かって歩き出す
処置室の前にはお母さんとチビ達が座っていた
お母さんはガックリとしていてチビ達は不安げに大人しく座っている姿を見たら、私がしっかりしないとならない…そう気持ちを立て直した
「省吾さん。ありがとう…私大丈夫だから…遅くなるからもう帰って下さっても…」
「ダメだ…お前無理してる。時間は大丈夫だから…気にするな。今は甘えとけ…」
「え!」
省吾さんが「な?」と一言言って歩き出した
ふと離された手…少し寂しく感じたけれど、後ろ姿がとても頼もしく思えた