誓いの言葉・高校編
しばらく皆で楽しく過ごしていたけれど、僚が寝てしまいお開きとなった

玄関前に省吾さんのお見送りに出た時

「少し話せるか?」

と、耳元で言われた

私はコンビニに買い物に行く事にして省吾さんの車で送ってもらう事になった

「じゃあ省吾さん、またいらしてね。買い物に付き合わせてごめんなさいね」


「お母さん、じゃあ行ってきます」

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省吾さん、何の話かな…………


「おばさん疲れているのに悪かったな…でも楽しかった」


「本当?良かった…私達の方こそ…厚かましくてごめんなさい」

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そんなたわいもない話をしていて、コンビニからの帰り道


「公園寄っていこう」


私達はコンビニで買った飲み物を持ってベンチに座った


「お父さん回復に向かって良かったな。お前も航達も元気になってきてホッとしているよ」


「心配かけちゃったしね…
私初めてかもしれないな…あんなにわぁわぁ泣いたの」


「へ〜」


「不思議だよね。一人で泣いたら多分あんなにすっきりしなかったと思う。
誰かに受け止めてもらうって凄く心が安定するんだね」

私が笑顔で言うと


「そうかぁ?」
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