誓いの言葉・高校編

｢ちょっと…声大きいって！あの人は大学生なの。オープンキャンパスで知り合って…何度かチビ達にも会っていて…とにかく！変な詮索しないで頂戴｣


｢ふ〜ん♪ でもさ〜あんた初めてじゃないの？男の人とそんなに近い関係できるのって…しかも、格好いい！僚を片手抱っこして、航の手を引いて歩いてさ〜
背も高いし！細くて………｣


横で盛り上がる愛美と何故か機嫌の悪い葛西に、言い訳する気もおこらず私はタヌキ寝入りをした


愛美に省吾さんの事相談しようかと思ったけれど、余計に拗れそうで辞める事にした


それにしても、省吾さんが私を連れて行きたい所ってどこだろう…


昨日…抱きしめられたあの感触も、耳にキスされた事も、省吾さんの優しい香も…
思い出すだけで今も胸を苦しくさせた


…今の関係を大切にしたいそんな事を思っていた