クマさん、クマさん。



「そういえば、クマの好きな人って誰だ?」


気になっていることを聞いてみた。


「さぁね・・・」



こいつ、ここまできて言わない気か・・・?


「同じ学校の奴?」



「いいや」



次に質問すると意外とあっさり質問に答えた。



「じゃあ、他校か」


「まぁ・・・うん」



他校なら俺が知る訳ないか。


「部活繋がり?」



「いいや」



「じゃあ・・・・同じ中学の奴か?」


じゃないとクマがこんなに好きになる接点なんてない。


「・・・そうだね」



クマは少し顔を赤くし、答えた。


「へぇ~。中学から?」



「・・・うん」


中学からなら2年以上想ってることか?

クマが長い片思いをしていると知って少し驚いた。


「告白してねーの?」



「してないよ」



「なんでしねーの?お前なら即OKだろ」



校内1番のモテ男がフラれるとかありえない。


「カニは俺を上に見すぎだよ。俺の好きな子は俺なんて眼中にないよ」



「・・・クマ」



クマの悲しそうに笑う表情を見ていてとても辛くなった。



「時期が来たら・・・この気持ちは伝えようと思ってる」



「時期?いつだよ」


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