クマさん、クマさん。
賭けをして約半年後にクマは"なっちゃんを諦めた"とか馬鹿なことを言い出して
喧嘩した日もあった。
俺がすげーキレてクマを殴ってクマをボコボコにしたっけ・・・。
あんなに人を殴ったのは初めてだった。
今は笑って話せる話しだけど、
あの時の俺にはクマの言葉で理性なんてなくなっていて
気づいたらクマの顔は無残な顔になっていた。
後悔は少しした、でも悪いとは思ってない。
クマが賭けに負けるような事を言ったからだ。
それが何より腹が立って仕方なかった。
あんなに豪語していたのにいきなり外国に行くことになったからって諦めるって言いやがって・・・
でもそんなこと今は関係ない。
だって今は
「クマっ」
「あっ、カニ」
「お前も誰かの夫か~」
「なにそれ(笑)」
「"なっちゃん"は?」
嫌そうな顔するなよ。
「"なっちゃん"は新婦の控え室だよ」
「朱也っ」
「なに?何で怒るの?
"なっちゃん"って呼んだから?
真中の居場所を教えたから?」
「・・・どっちも」
俺といつも一緒にいる時はクマは大人っぽいのに
中学からの友達の朱也っていう奴の前では子どもっぽいな。