不器用な関係

先輩から彼氏へ

スラリと長い手足
女子にしては高めの身長 近くでみた彼女は、切れ長の大きな猫目に整った鼻に唇


これで先月まで小学生だったのか!?
そう思わざるをえない大人びた容姿に目を奪われた


彼女の名前は日向 葉月


俺と同じバスケ部に入部してきて、あっという間にその名を広めた


男バスの休憩中、橋元なんかは堂々と女バスのコートを観戦している


それに便乗して、付き添う振りを装って彼女を目で追った


かなり騒がれているのに 気がついていないのか彼女はいつもマイペースだった


バスケが好きで、周りで囃し立てる男子連中には目もくれずに、いつだって凛とした雰囲気を漂わせていた


そんな彼女に恋をしていると気がついたのは、中学最後の試合


男女とも優勝候補と言われていた俺達の中学


男子はあっさりと優勝を決めたが、女子は決勝で苦戦した


接戦の末、女バスは優勝を逃し女子チームは彼女以外全員が泣き崩れた




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