GOD GAME
始まり
「水城!
理沙ちゃん!
早く行こーよ!
奏ちゃんももうすぐ来るし、初日の出見るんだよね!?」
僕は矢部水城の家の前で叫んだ
僕の名前は木原俊、年齢は17歳
今、初日の出を見るために親友であり、相棒の水城を呼びに来たんだ
ちなみに理沙ちゃんは水城の1歳下の妹で、奏ちゃんは僕の幼なじみであり、水城の彼女でもある
あ!!
別に僕と理沙ちゃんは付き合ってるとかじゃないからね!
「俊く〜ん★
おはよ〜★
水城まだ来てないの?」
僕の後ろから明るく楽しそうな声が聞こえる
まるで、声がトランポリンで跳ねてるような、そんな感じかな…
「水城のことだから寝坊は無いと思うけど…」
僕が奏ちゃんにそう言った瞬間、矢部家のドアが開いた
僕と奏ちゃんがドアを見ると、コートと耳あて、ニット帽を着た理沙ちゃんが出てきた
今更だけど理沙ちゃんはかなり可愛い
まぁ水城もかっこいいし、あまり不思議ではないけど…
僕はゆっくり歩いてくる理沙ちゃんを見た
「おはようございます
お兄ちゃんならいあえんよ?」
理沙ちゃんは欠伸をしながらそう言った