GOD GAME

アヌビスの脅威




一気に40もLevelUp!?

まぁレベルは10分の1しか無かったから当然かな?

とにかく、これでボス一体終了か。

あと2体だ!

僕は、ゆっくりと歩いてくる相澤隊長を見た。

紅黒いローブがはためいている。


周りでロボットを破壊していた幻獣たちも、姿を消し、ビルの屋上には僕と相澤隊長だけとなった。

「よくやった!

さぁ、早く次にいくぞ?


前にこのクエストをして、GAME OVERになった奴の話だと、未来、古代は神の足元にも及ばないらしい。

まだまだ先は長い。

早く捕まれ!」

相澤隊長は、手を差し出してきた。

そして、瞬きした刹那、ビルしかなかった景色は、砂漠へと変化していた。


目の前には、巨大なピラミッド。

しかし、そんなものより、僕の関心はよそにあった。

ピラミッドの前に横たわる生物がいるのだ。

おそらく死んではいない。

死んだら消滅するからだ…

そいつは、紛れもなく蠍だった。

トラックほどの体長に、巨大な刺、虫の息というやつかな…

僕は目を閉じた。
< 220 / 523 >

この作品をシェア

pagetop