GOD GAME
アヌビスの脅威
一気に40もLevelUp!?
まぁレベルは10分の1しか無かったから当然かな?
とにかく、これでボス一体終了か。
あと2体だ!
僕は、ゆっくりと歩いてくる相澤隊長を見た。
紅黒いローブがはためいている。
周りでロボットを破壊していた幻獣たちも、姿を消し、ビルの屋上には僕と相澤隊長だけとなった。
「よくやった!
さぁ、早く次にいくぞ?
前にこのクエストをして、GAME OVERになった奴の話だと、未来、古代は神の足元にも及ばないらしい。
まだまだ先は長い。
早く捕まれ!」
相澤隊長は、手を差し出してきた。
そして、瞬きした刹那、ビルしかなかった景色は、砂漠へと変化していた。
目の前には、巨大なピラミッド。
しかし、そんなものより、僕の関心はよそにあった。
ピラミッドの前に横たわる生物がいるのだ。
おそらく死んではいない。
死んだら消滅するからだ…
そいつは、紛れもなく蠍だった。
トラックほどの体長に、巨大な刺、虫の息というやつかな…
僕は目を閉じた。