GOD GAME
「そうかよ…
最終戦争の前に死なないようにな。
ここはゲームの世界じゃない、あんたも今はただの高校生だって事を忘れてむちゃするなよ?」
サラリーマンはそう言うと、三人を連れて部屋から出ていった。
殺戮ロボットが傍にいるのは分かっているんだから逃げ出したいのも当然か…
ドアが静かに閉まり、ついに部屋のなかは5人だけになってしまった。
「無事に辿り着ければいいんじゃが…」
岩本隊長はドアを見つめ続けていた。
そっか…
着いてからは安全かもしれないけど、移動するにはかなりリスクがあるんだ…
あの5人がどうやって東京まで行くのか知らないけど、電車や新幹線なら、危ない気がする…
理由は特に無いけど、そんな気がするんだ…
「寝袋があるけぇ各自で使ってくれりゃぁえぇ。
わしは、連絡を取らにゃぁおえんから、廊下に出てくるわ。」
岩本隊長が出ていき、僕らだけになる。
「寝袋か…
明日に備えて寝るぞ。
理沙、奏の分も持ってきてくれ。」
見ると、奏ちゃんは水城の肩を枕に座ったまま寝ていた。
食べたら寝る、か…
僕と理沙ちゃんは、寝袋を2つずつ取り、水城と奏ちゃんの傍に置いた。