GOD GAME



いつのまにか僕の後ろに回り込んでいた奏ちゃんが火の玉を放っていた。

「うわっ!!」

僕は反射的にしゃがみ、火の玉は僕の頭上を越えていく。ボーンライダーは反射的に逃げ出すが、火の玉が巨大すぎて回避し切れていない。

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奏(Lv.19)
ΜΡ -300 1800/5000

ボーンライダー(Lv.23)
НΡ -800 300/2300

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戦闘結果が表示され、あと少しでボーンライダーを倒せることが告げられた。

ボーンライダーは今もなお燃やされていて、何もできない。やるなら今しかない!


僕が腕を上げた刹那、三本の矢がボーンライダーを貫き、ボーンライダーは消滅した。

「なんとか片付きました。

あとはあのボーンライダーとボーンソルジャーだけですね。」

理沙ちゃんが弓を下ろし、ゆっくり歩いてくる。

そうだ!

水城はどうなってるんだ!?

僕は慌て水城を見た。

しかし、水城はボーンソルジャーの頭蓋に強烈なフックを叩きこんでいた。
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