好きなんだよ?


んぁ~良く寝た。


ん??何か俺の下に
ある??


ゆっくり目線を下
にやると、
俺の下で
気持ち良さそうに
寝息をたてる
まなか。


「なんでだよ…。」


この状況が全っ然
理解できねぇ!!!!!


俺、もしかして
やっちまったか??!


本能のままに
やっちまったのか?!?!


でも、普通に服
着てるよな…。


俺は加藤翔。
今日は幼馴染みで
最近再会した
まなかとお泊まりを
してる。


やましい気持ちなんて
これっぽっちも
ねぇよ???


でも、こいつは
知らねぇんだ。
俺の初恋の相手が
こいつだってことに。


にしても、呑気に
寝てんな。
頬をツンツンとつついて
悪戯する。


「んん~…」


すると突然まなかの
目が開いた。


起きた!!!!!!!?


「スーッ…スーッ…」


またすぐに寝息を
たてはじめた。


あっぶねー。
ギリギリセーフ…。


てか、10年でこんなに
人間って変わるのかな。


あの頃は男だか
女だかわかんなかった
のに、今は
サラサラなロングヘアーで
大人っぽくなってる。


そして風呂あがり
だからか、
シャンプーの良い匂いが
する。


あーこのままだと
俺やべぇ…。
理性が…。
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