シークレット・ワード


「よう。」


「あ、おはよ。夏樹」


「?どうした?!その声?」


「…風邪、引いた……。」


「マジで?」


「うん。」


しばらく沈黙


口を開いた夏樹は、おどろくべきことを言った



「三弥、俺達今から帰るから先生に言っといて。」


「「「は?」」」


私と亜純と青木くんの声が重なった


「ほら、奈緒行くぞ。」


「へ?」

夏樹は私の手をとって歩きだす

「奈緒ー、早く良くなってね。それと、市川ー。奈緒襲ったらぶっ殺すからね。」


「俺も、病人に手だすほど、常識なくねぇよ。」


昼間っからなんてはなしを大声でしてるんだって思ったけど、そんなツッコミを入れていられる余裕もなく、夏樹に引っ張られるまま家に帰った


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