シークレット・ワード
目が覚めると、夏樹が隣で私の手を握って眠っていた
時計を見ると、夜の7時
「夏樹、帰らなくていいの?」
「ん、いま何時?」
目を擦りながら私に尋ねる
「夜の7時だよ。」
「…は?マジで?」
「うん。帰らなくて、平気?」
「いや、帰らなきゃだけど…奈緒体の調子どう?」
「あ、うん。それなら、熱も大分下がって、楽になったよ。」
「ほんと?」
どうやら、無理して学校に来たこともあって、大丈夫って言っても信用してくれないらしい
私のおでこに手を当てて自分のおでこと比べる
「んー、まだ微妙にあるな。俺は帰るけど、後は親御さんに頼めよ。」
「…今日、親両方とも、出張…。」
それを聞いた夏樹はしばらく考え込んで、ビックリするようなことを言った