シークレット・ワード
「んー、なお?」
「あ、ごめん。起こした?」
「ん、それよりなんかあった?」
夏樹はちょっと寝ぼけ気味で聞いてくる
「ちょっと熱上がっちゃったから、冷えピタ貼ろうと思って。」
「俺、貼ってやっからこっち来い。」
そういわれたから、夏樹の隣に座る
「前髪上げて?」
「ん。」
ヒヤッとした感じが冷たくて気持ちいい
「辛い?」
「うん、少し。でも、だいじょうっ…ん。」
なにが起こってるんだろう?
夏樹の顔が凄く近くにある
夏樹にキスされてるんだって、身体は解ってても頭はついていかないよ
唇が離れると、夏樹が私の耳元で囁く
「俺が、奈緒の風邪貰ってやるよ。」
また夏樹と私の唇が重なる
さっきのキスは触れるだけの優しいやつだったのに…
今度のキスは強引で
何度も角度を変えて重なる唇