シークレット・ワード


「〜っ、許せない!榎本ひかり!!あたし、一年の教室行ってくる。」


「ちょ、ちょっと待ってよ亜純。」


「だって…。悔しくないの?」


「そりゃあ悔しいけど…」



悔しいけど、それ以上にもうひかりちゃんと関わりたくない


言葉に詰まっているところで、タイミングよくチャイムが鳴った



亜純は何かいいたげだったけど、席に戻って行った




夏樹もいつの間にか戻って来ていて、自分の席に座ってた



ぼーっとしていて、担任の話しなんて何にも聞いてなかった


「じゃあ、そこでぼーっとしてる結城と寝てる市川、放課後俺の手伝いな。」


「えっ!?」
「はっ!?」


私と夏樹の声が重なった


「俺のHRでちゃんと話を聞いてなかった罰だ。」



そんな…


気まず過ぎるよ


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