シークレット・ワード
次の日もその次の日も私は夏樹を避けつづけた
そんな日が長く続いたある日のお昼休み
亜純とトイレに行くと、
バッタリ波奈ちゃんに会ってしまった
「「…あっ。」」
二人の声が重なる
………………。
重なる???
「奈緒ちゃんですか?」
え?私…
いきなり声をかけられて戸惑う私に、亜純が
「あっ、うちミツに用があるから先行くね。じゃ」
きっと私に気を使ってくれたんだ
「あの…。」
「あ、すいません。私に何か用ですか?」
内心びくびくしながら波奈ちゃんの言葉を待つ