チューして☆ダーリン






しっかりしているようなのに、よく見ていると



シャープペンの芯の方を、押して痛がっていたり。


教科書を逆にもってぼーっとしていたり。



カクンカクンと危なっかしいくらいに不安定に首を揺らしながら寝ていたり。



全てが愛しく。



全てがほしかった。




じーっと見ていると目があって、慌てて視線を放す彼女には胸がキュンて苦しくなった。



彼女に恋して、色んな感情を知ったんだ。



嫉妬とか、ドキドキとか、イライラとか、全部が新鮮で全部が愛しかった。



彼女が好きだというもの全て、俺も好きになれそうなくらいに



好きだったんだ。










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