モテ男と勤勉オンナの【秘】ラブ・ゲーム
あたしは勉強道具一式を鞄の中に入れると、急いで自習室を飛び出した


……いた


「あ、センパイ」


自習室の前の廊下に座り込んでいた北城君が、ひょいっと顔をあげると嬉しそうに笑った


「な…な、何してんの!」


「ん? センパイを待ってたの」


「なんで?」


「夜道は危険だから」


「はあ?」


「センパイってさ。勉強に集中すると、時間を忘れちゃうでしょ? 帰り時間が遅くなるじゃん。だから、俺がセンパイを家まで送るの」


「別に一人でも平気だけど。今までだってずっと一人だったんだし」


「今までは…ね。これからは俺が送るよ」


「どうして?」


「センパイが心配だから。センパイの帰りを遠くで見守ってるくらいなら、俺が送る」


北城君が立ち上がると、にこっと微笑んだ


よく…意味がわからないんだけど


これはどういうことだろうか?

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