モテ男と勤勉オンナの【秘】ラブ・ゲーム
『一流』大学を目指してる南センパイなら、トップは『当然』の位置なんだろうなあ


俺は口を緩めた


『当然』とか、『できて当たり前』とか


そういうことを言われるのが嫌いなくせに


気がつくと、相手にはその言葉を発しているんだな…俺も


センパイが必死に勉強して、勝ち取った場所…なのに、な


結局、結果を見てしまえばそれが『当然』という位置づけになってしまうんだ


「お前らさぁ、まだ健全なお付き合いなわけ?」


秋が俺の肩に手を置いて、質問をしてきた


「高校生らしく! ってやつだな」


俺の返事に、秋があははっと笑う


「お前らしくねえなあ、その言葉」


「だろ? 俺もびっくり」


「…で、テストがゼロ点ですかあ?」


ハルが俺のこめかみをぐりぐりと押してくる


「そうなんだよ。欲求不満すぎて、勉強が手につかなくてぇ。テスト中もずっとそのことばかり…一問も解けなかったぁ…」


「アホか!」


ハルの張り手が俺の後頭部を直撃した
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