モテ男と勤勉オンナの【秘】ラブ・ゲーム
ハルの家の会社は、親父の取引先だ


しかも親父の会社はハルの会社で持っているもんだから、な


ハルの機嫌を損ねたくないという、大人のどす黒い感情が渦を巻いている


「他の生徒まで躊躇なく殴ろうとしてましたね」


「いや…それはこの子が勝手に飛び出してくるから」


親父の視線が南センパイに向く

センパイは俺の腕の中で、ガタガタと振るえている


そんなに怖いなら飛び出さなきゃいいのに

俺は思わず苦笑する


俺にとったら、親父の暴力なんて朝飯前だし


「葵、平気か?」


俺の隣に立った秋が小声で聞いてきた


「あ、ああ。大丈夫。親父がいたのにはビビりだったけど」


「ここはハルに任せて、ズラかろうぜ」


「そうだな」


俺は南センパイの手を引いて、人だかりの輪の中へと姿を消した

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