モテ男と勤勉オンナの【秘】ラブ・ゲーム
まあ、本当に興味なんてないし


好きだったのはもう3年も前の話しで…


他人を悪く言うような人を魅力的に思ってしまった己が恥ずかしいって思った


でも……格好良くなってる


見た目…だけね


この顔なら、彼女がいてもおかしくないね


「もう帰るの?」


椎名君が質問してくる


「あ、うん」


あたしは腕時計で時間を確認した


勉強に集中しすぎて遅くなってしまった


北城君はもうバイトが終わってしまったかもしれない


「じゃ、一緒に帰らない? 家が近いんだし」


「あ…でも…」


「郁斗? 早く帰ろうよ」


椎名君の背後から声がすると、可愛い女の子が椎名君に抱きついてきた


ああ、この子が彼女さんかな?

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