モテ男と勤勉オンナの【秘】ラブ・ゲーム
「ごめんね。センパイ…俺、センパイを縛りたくて我慢ができないよ。俺だけのモノにしたくて。俺、センパイと一つになりたい」


さらにぎゅうっと強く抱きしめてから、北城君があたしから離れた


ガサガサと北城君が服を着ている衣擦れが耳に入ってくる


すぅっと背中に冷たい風が通るのがわかると、ドアの開閉音が聞こえた


振り返ると、あたしの部屋にはあたししか居なくなってて


北城君とママたちが話している声が遠くで聞こえてくるなか、あたしはふうっと長い息を吐き出した


「あたしを惑わさないでよ。あたしには夢があるの。男に頼らない人生を送るための土台作りをしているのに」


あたしはその場に小さく蹲ると、ぎゅうっと抱きついてくる北城君の温もりを思い出していた


あたしにどうしろって言うのよ


付き合えば…いいの?


付き合うってなに?


なんで…北城君はあたしを好きだって言うの?


どうして?


わからないよ


あんなに女子にモテる北城君が、どうしてあたしに興味を持つわけ?


< 85 / 128 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop