モテ男と勤勉オンナの【秘】ラブ・ゲーム
あたしは学校に行く準備を整えてからキッチンに向かった


ダイニングテーブルに座っている北城君は、湯気のたつコーヒーを飲みながら、クスクスと桜の話を聞いて笑っている


そっか…桜と北城君は同級生か


初対面でも話が合うか


あたしはそんなことを思いながら、鞄を居間の隅に置いた


『真面目』を絵に描いたようなあたしと…おしゃれ好きな可愛い桜と


隣に並んで、似合うのは桜のほうで


北城君がどうしてあたしを好きだと言うのかが…よくわからない


ママのようにはならない


『男』がいないと生きていけないような女でいたくない


だから…頑張ってきた


勉強をして、良い高校に行って…なのに、その根底を揺るがす人がいて


あたしはどうしたらいい?


何が正解?


どうすることが一番なの?


勉強にように「コレ」という答えがないから困る


正しいと思って進んできた道が、見えなくなってきているような…そんな気がして怖い



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