モテ男と勤勉オンナの【秘】ラブ・ゲーム
「センパイ、待って!」


玄関で靴を履いているあたしの手を掴んで、北城君が呼びとめた


「ごめん。俺のせい…だよね。苛々しているの」


北城君が申し訳なさそうな表情でぺこっと頭をさげる


北城君は気づいてる?


あたしが不安になっているのを?


「センパイの気持ちを考え無さすぎた。本当にごめんなさい」


今度は深く頭をさげる


「ちょ…やめてよ。そういうの…困るんだけど」


手首を掴まれたまま、がばっと北城君が顔をあげる


「センパイが好きなんだ」


「何度も聞いた」


「ん、だよね。ごめん…ごめんね。俺、誰かを好きになるって初めてで…わけわかんなくなってる。センパイには迷惑かけたくないのに…結局、迷惑になってるし…」


北城君があたしの手を離すと、玄関にあるスニーカーに北城君が足を突っ込んだ


「俺、帰るから」


「平気?」


「そういう優しさは…駄目だよ。センパイ。俺…センパイにもっと甘えたくなっちゃうから」


「でも…」


家に帰りたくないって言ってたのに
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