サクラ
「な、何言ってるんですか…」
私は平常心を保ちながら話したけれどバレバレだった。
「なぁ、本性だせよ…」
といいながら森先生の顔がどんどん近づいてくる。
私はじりじりと後ろに下がっていった。
そして背中と壁がぶつかり行き場をなくしてしまった。
なおも森先生の顔は私に迫ってきている。
もう唇がふれそうなくらい。
私はキスされると思ってぎゅっと目をつぶった。
………あれ?なにもしてこない?
私はゆっくり目を開けた。