白虎連合Ⅳ
心臓が高鳴る。
通話ボタンを押したいのに、押せない。
「電話、出ないんすかー?」
「え?」
「英寿さんからっしょ?」
ニコニコと微笑む龍。
私は携帯と龍を見比べて。
『俺、英寿さんの事嫌いなんです』
あの夜、龍が私に告げた言葉。
それが妙に頭から離れない。
鳴り続ける携帯の振動が直接手に伝わってくる。
しばらくするとその振動は止まって。
待ち受け画面に戻った。
「いいんすか?出なくて」
「うん、後でかけ直す」
「ふーん、てか花火綺麗っすねーっ!!!」
聞いたらあかん?
あの日のこと。
でも、私は信じたい。
私達の絆は壊れないって。
「龍は、英寿くんのことどう思ってる?」
信じてる。
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