白虎連合Ⅳ





一瞬、頭に巡った映像。



制服が血で黒く染まり。

それを見て微笑んでる私。








「…っ!!!」









手を離し、直ぐに一歩下がる。

鞄を持って立ち上がった。






心臓がドキドキする。

息が乱れる。





うち、拒否してるんや。

思い出すのを。








「白虎、連合?」








幹部ってなんやねん。

何喜んでんねん。




違う、あれはうちじゃない。

よくある、顔が似てる人。








「………………」









再びベッドに座り、目の前に鞄を置いて。





無気力。






それが私には似合う。









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