白虎連合Ⅳ





修理したクーラーの風がそよそよと体を冷やしてくれる。

それに合わせてアイスも冷たくて。






「お祭りは龍くんと二人で行くんやろ?」


「うん、龍が二人で行きたいって」


「愛されてるー!!!」


「うーん」


「いやいや、そこは自信持とうよ」






地元の中では結構大きな夏祭り。

花火も打ち上げるらしく、実は私も楽しみにしているわけで。



でもなんやろ。

変に緊張する。







「あ、そういえば龍くんの誕生日はどうやったん?」


「倉庫で祝って暴走して終わり」


「…やっぱり旅行ん時酔ってただけなんかな」


「ね」


「……………」


「……………」






うん、やっぱりあれは酔ってただけ。

ドキドキした私って一体。




はぁー。








.
< 4 / 385 >

この作品をシェア

pagetop