白虎連合Ⅳ
修理したクーラーの風がそよそよと体を冷やしてくれる。
それに合わせてアイスも冷たくて。
「お祭りは龍くんと二人で行くんやろ?」
「うん、龍が二人で行きたいって」
「愛されてるー!!!」
「うーん」
「いやいや、そこは自信持とうよ」
地元の中では結構大きな夏祭り。
花火も打ち上げるらしく、実は私も楽しみにしているわけで。
でもなんやろ。
変に緊張する。
「あ、そういえば龍くんの誕生日はどうやったん?」
「倉庫で祝って暴走して終わり」
「…やっぱり旅行ん時酔ってただけなんかな」
「ね」
「……………」
「……………」
うん、やっぱりあれは酔ってただけ。
ドキドキした私って一体。
はぁー。
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