芽衣の恋愛論
「サトル君は打ち上げに戻って。」
私は平静を装いお願いしてみた。
「やだ。」
強情なサトル君。
「あ、由宇君は?」
「由宇は、女の子と楽しんでるから、邪魔しちゃ悪い。」
「ええ!?全然知らなかった。どこぉ?」
私は店の中を覗こうとした。
「タイプの子がいたみたいだよ。」
「タイプって……、彼女いるのに?」
「芽衣知らないの?とっくに別れたよ。」
「ええ!?ウソー!」
ダブルでショック。
「由宇振られたんだよ。」
どうして教えてくれないんだろう。
あんなにお似合いの2人だったのに。
由宇君はずっと彼女一筋でしかも遠距離恋愛で、思い続けるって素敵だなぁって憧れてたのに。
私は気づくと歩き出していて、1メートルくらい後ろにサトル君がいたけど気にしてられなかった。
さっきのファンの子のことも頭から飛んでた。