芽衣の恋愛論
さて、
俺は
どうしたものか……。
椅子に座ったまま俯きかけの芽衣をひたすら見つめる。
サトル君のことを考えているんだろう。
急に芽衣が顔をあげて俺を見ている。
「ねえ、零次君ってかっこいいからモテモテでしょう?友達に告白されたことある?」
好奇心に満ちた目をしている。
「あ、あったかなぁ…。」
「それで?なんて返事したの?」
芽衣の目はますます大きく真剣に聞きたがっているのがよくわかる。
大した答えが言える自信がないから自然と声が小さくなる。
「ごめんって断ったよ。」
芽衣が視線を落とす。
「その後2人はどうなったの?」
「連絡取らなくなった…。」
「やっぱり…。」
芽衣はため息ついた。
悲しそうな顔をしている。
情に流されて付き合いそうな予感がしてきた。
俺はたまらず、
「芽衣に彼氏出来るの、嫌だ。」
と言った。
「え、なんで?」
芽衣は不思議そうな顔をしている。
「彼氏出来たらこうやって遊んだり出来なくなるから。」
「ああ〜。そういうこと。」
芽衣は頷いていた。