芽衣の恋愛論
芽衣が好きなのか自分でもよくわからない。
でもサトル君に取られるのはやだ。
なんか変な感じ、俺このタイミングで告白も出来ないし…。
でも芽衣は他の女の子たちとは違う。
だからもっと一緒にいたい。
「あ、今度映画観に行こう。怖いやつ。」
「え、……うん。いいよ、怖いの苦手だけど。」
俺は立ち上がった。
「そろそろ帰るね。」
「あ、うん。いろいろありがとう。また連絡してね。」
俺たちは爽やかに別れた。
芽衣が俺のこと好きになればいいのに。
そんな様子ないしな…。