芽衣の恋愛論



太陽はてっぺんに昇った、ギラギラ照りつける。
湿度が高い
汗がじっとり出てくる。


サトル君のアパートに着いた。小綺麗な2階建ての白いアパート。
1階の奥がサトル君の部屋。
私はインターホンをそっと押した。
ドア越しにピンポーンと部屋中に響いたのが聞こえた。

他に音は聞こえない。

でもしばらくすると足音らしきものが聞こえてドアが開いた。


ドアを開けたのは見知らぬ女性だった。

「誰?」


濃い化粧をしたまま寝て起きたようなその女性はいくつかよくわからないし。

ダボッと着ているTシャツは見覚えのあるもので、サトル君のものに違いなく。
ただならぬ関係であることを悟った。


「サトル君は?」

私は尋ねた。会って誤解を解きたい一心だった。


その女性は私を下から上まで品定めするみたいに見た。
そしたら呼びに行ったのか部屋の中に入った。


中で声がする。

変な女が来てる

そう言ったのが聞こえた。

サトル君は出てきた。
寝癖、上半身裸。
私は驚いて見上げることが出来ない。


「由宇君が連絡取れないって言ってて心配だから見てきてくれって言われて。私も昨日のこと、」


言いかけてドアが閉まった。

すぐドアは開いた、サトル君はTシャツを着て出てきた。


「何で来たの?」
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