芽衣の恋愛論
そんなんで、1年僕は芽衣ちゃんを見続けた。



なんの進展もないまま僕は就職した。



そして社会人になって芽衣ちゃんのことを思い出すこともなく月日は流れた。



僕は起業し慌ただしい日々を送っていた。




そんなある日、また僕の目に止まった子がいた。



年明けて新年の挨拶周りしていたら、取引先の会社で彼女は働いていた。



応接室にいる僕にお茶を出してくれたのが紛れもない芽衣ちゃんだった。





10年前とは違って今度は僕の胸は射ぬかれた。





僕はその会社によく出向いて行った。



そして芽衣ちゃんが秘書室に配属されていることまで突き止めた。




あとはもう友達作って紹介してもらったってわけ。





< 54 / 226 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop