芽衣の恋愛論
由宇君に電話したけど出なかった。
サトル君に電話しようとした時、腕を捕まれた。
びっくりして見上げると知らない男の人がいた。
ホストっぽいその人はこっちを見てニヤニヤしている。
あたしは腕を振り払おうとしたけど上手くいかない。
将吾君もいつの間にか姿が見えない。
「何ですか?離して。」
「1人?遊びに行かない?」
「イヤ。行かない!離して。」
あたしは怖くて泣きそうになった。
「離せよ。」
聞いたことのある声がした。